ゼロ秒思考 ビジネススキル

こんなときだから考える力 セミナー感想

本日は、ダイヤモンド社主催のこんなときだから考える力というZoomでのセミナーに参加してきたので、その内容をご紹介します。

このセミナーは、前回のブログで紹介した濱口さんとブログや著作などで有名な地きりんさんの対談です。数年前にも対談をしている記事が掲載されていますので興味ある方はどうぞ

濱口さんは、前回も紹介したように言語化の天才、ちきりんさんは、社会ニュースを正論でバシバシ切り倒す超有名ブロガーです。

この二人が考える力とはなにかについて1時間強語ってくれました。

記事の対象

考える力が足りていない、考える力を向上させたいと悩んでいるビジネスパーソン

サマリ

  • 考える力を鍛えることは難しいが、鍛える方法はあります!その方法を具体的な例とセットでお伝えします。
  • ゼロ秒思考のように紙に考えたことを可視化させる方法は極めて有効です
  • また、普段使っていない頭の使い方を意図的にやることも有効です

考えることはなにか

考えるとは、いろいろな捉え方がありますが、濱口さんの説明ではロジック×アイディアの組み合わせること、と定義をしています。

アイディアだけでそれが人に説明できるロジックがないと、ただの思いつきになってしまいます。

それは考えた、とは言えません。思いつきと考えるは違うということです。

そのため、ゼロ秒思考のやり方のように思考を言語化させるなど、目に見える形にアウトプットすることは最低限必要です。

言語化できない思考というものも存在し、その場合は、図や絵、動画、彫刻など物理的な創作物として表現されるものもあります。

いずれにしても、考えたことが何かしらのアウトプットされ、それが人に伝わるということが重要です。

この、人に伝わる、というのがポイントです。

例えば専門家が専門用語で難しいことを同じ専門家に伝えたることができても、普通の素人に伝わるかどうか、というのは重要です。

専門家は専門用語を理解できますが、素人は専門用語がわからないため、噛み砕いて理解できるように言い換えたり例えたりする必要があります。

このように素人にわかりやすく伝えるという能力も考えるということに含まれてきます。

そうすると、重要なメッセージとか考え抜かれたアイディアは、とてもシンプルな表現になってくることが多くなります。

そのため、考えることとは単純化させたアイディアを明確なロジックで伝えていくこと、と言えそうです。

考える力を鍛えるのが難しいのはなぜか

そもそも考える力というのはどのように分解されるのか、ということが議論されました。ちきりんさんいわく、考えるという力は3つに分解されます。

・考えること自体が好きか

・考えるテクニック(ロジカルシンキングなど)があるか

・思考体力があるか

 

考えること自体が好きか

考えること自体が好きかどうかは、先天的というか育ってきた環境にもよります。

何を考えることが好きか?ということも人によってわかれます。

数学のような抽象的なことを考えるのが好きな人もいれば、政治や社会の仕組みなどより現実的なことに興味を持って考えることが好きな人もいますし、もっと身近にいる人の人間関係とか人の心理などに興味がある人もいます。

興味がないことに対して、興味を持つということは難しいことと、すべての人が考える力を極めていくことが必要かと言われるとそうではないです。

そのため、考えること自体が好きかどうかは一旦置いといて、考えることが必要な人がどうやって鍛えるかについて議論がされました。

考えるテクニックがあるか

考えるテクニックについては、後天的に身につけるものですが、なぜ鍛えるのが難しいかということに濱口さんは言及されていました。

プロセスとアウトプットがあり、プロセスが極めて見えにくい行為だからということです。

考えることは、頭の中で思考を巡らせる(プロセス)⇒なにかに表現する(アウトプット)という流れになります。

人が考えたことを評価するときは、表現されたアウトプットでしかできないから難しいのです。

例えば、野球などスポーツの場合、アウトプットは、バットを振ったあとボールがどこに飛んだか、その結果、ホームランなのか、ヒットなのか、内野ゴロなのか、ファールなのかです。

プロセスは、どうやってバットを振っているか、腰の動きや肩の角度、バットを振るタイミングなどです。

これは、指導者や第三者から見て指導をすることができますし、動画で撮っておけば自分でも体の動きが確認できます。

つまり、スポーツの場合、アウトプットではなくプロセスに対してフィードバックがされるため、改善がしやすいです。

指導するときもヒットやホームランを打て!と指導をする人は少ないと思います。

多くの場合、スイングの仕方とか体の動かし方、ボールの見極め方などプロセスに対してい指導をしますし、ボールを遠くに飛ばすためにこの筋肉を鍛えよう、など具体的なアドバイスがなされます。

一方、思考を野球のように置き換えると、アウトプットは発言したこと、資料、作品など第三者が見てもわかります。

プロセスは可視化されないため、考える力のフィードバックは、バットから放たれたボールだけでやっていることと同義のため、全て結果論になってしまうのです。

これでは、よりよい指導をすることは難しいというのはイメージがつくと思いますし、こういうフィードバックばかり受けていたら、誰でもやる気を無くしたり、苦手意識をもってしまうということは想像できると思います。

反対に考えるプロセスが可視化されると、自分で気づくことができるので「考える」ということに対してどうやったらいいのかということも説明されていました。

これは、次の章でお伝えします。

思考体力があるか

3つ目の思考体力とは、長時間考え続けることができる力のことです。

例えば、将棋の棋士であれば、長い場合2日間で一つの対局をしますが、その間ずっと将棋のことを考え続けています。

もちろん、間に休憩がありますし、1日目と2日目の間は睡眠もしっかり取るのですが、これだけの時間、尋常ではない集中力を発揮し続けているわけで、これをやりきることは普通の人では難しいです。

これをやるには、脳の筋肉のようなものを鍛える必要があるのですが、それについてもセミナーで濱口さんが意見を述べていましたので、次の章でお伝えします。

 

考える力を鍛えるには

考える力を鍛えるには、野球の素振りをコーチに見てもらったり、動画にとって自分で分析するように考えているプロセスを可視化させることで鍛えられます。

たとえば、かんたんなパズルを解いてみて、その時に自分が頭をどう使ったのかを解いたあとに振り返ってみるといいそうです。

答えや解法を説明するのではなく、頭がどう動いていたのかを説明してみることです。

人によっては、問題文を読んだときに音楽が流れてきたり、過去の経験を思い出したり、言葉にはできないけど絵やもっと抽象的なイメージを思い浮かべた方もいると思います。

頭の働きをなるべく詳細に説明ができるとよいようです。

思考体力は、プロセスの可視化によって自分の思考の癖に気づくだけでなく、考える時間軸や脳の使う場所を変えてみることで鍛えられます。

考える時間軸を変えるというのは、例えば、会議などでその場で結論を出す様は瞬発力を求められている人は、1週間以上一つのテーマについて考えてみる、反対に企画を長い時間かけて普段考えている人は、5分で結論を出すことを20-30くらいのテーマでやってみるなどです。

日頃慣れている思考時間というものがあるはずなので、それから外れたことをやると脳に異なる刺激が入り、結果として考えるための思考体力が身についてきます。

そのため、普段ゆっくり考えている人が、ゼロ秒思考のような短時間で考えるトレーニングをやると急に頭の回転が早くなるのは、時間軸を変えて頭を活性化させているからだと言えます。

また、脳の使う場所を変えるには、普段直感的に考えている人が、とにかく理由や数字を用いて説明をできるだけ細かくしてみる、とか、反対にロジックで考えている人が数字を使わずに納得してもらうような説明をしてみるなど、自分の得意な思考とは全く別のことを試してみると効果があります。

考える力の先にあるもの

セミナーでは、二人の話が盛り上がり、ちょっと違うトピックなどもあったのですが、最後に考えることとは違う気付きを得たのでそれを紹介します。

考えに対して共感できるかどうか、というのが考えた結果、意思決定をして行動に移す際に重要です。

これをお二人は、愛があるという表現をしていましたが、相手がどう受け取って納得するか、というところまで考える、ということだと思います。

考えた結果正論を伝えると、なかなか人は受け入れがたいこともあるので、それをどうするのかと言うのが共感ということだと思います。

濱口さんは、クライアントに対しては愛を持って考えるが、その先のクライアントの顧客(消費者)や競合など他社に対しては、まったく愛がなく駒を動かすように考えてしまうようです。

ちきりんさんも、世の中の仕組みがどうなっているのか、ということを理解していくことには興味があり、だからこそあれだけの素晴らしいブログを書けるのですが、対象となる人がどう感じるのかまではあまり興味がないようです。

そのせいか、お二人ともだから友だちが少ない、と言っていました笑

ちなみに、自分が共感性が高いかどうかは、自分の意見を多くの人が受け入れるかどうかで判断をするとよいそうです。

わたしもどちらかというと正論タイプなので、共感力は低いです。

だからこそ、ブログで意見を発信することで、世の中の反応を見ようとしていますが、このあたりはずっと勉強ですね。

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