ゼロ秒思考は続かない?
前回は、メモ書きのやり方を紹介しました。
やり方は非常にシンプルでA4の紙に1枚1分でテーマを決めて思いつくことをひたすら書いていくことです。
単純なやり方ですが、これを毎日5-10枚継続することで、悩みがなくなり、気分がスッキリすることで頭の回転が驚くほど早くなり、周囲がびっくりするほど自分が変化して成長をすることができます。
これだけ単純なことで大きな効果を得られるやり方ですが、なかなか継続をすることが難しいです。
多くの方に紹介をしたりブログでも取り上げていますが、目の前でやってもらい効果を体感してもらってもその後1ヶ月継続する人は10人に一人くらいで、1年以上継続できる人は本当にまれです。
ゼロ秒思考が継続しない理由
継続をしない理由を聞くと、いくつか原因があります。以下のようなことですが、今日はそれに対する解消方法をお伝えしたいと思います。
これを機に多くの人にゼロ秒思考に興味を持ってもらい、メモ書きを継続してもらえれば何よりです。
- 一人で継続できない
- 書くテーマが思いつかない
- 人の目が気になって、一人にならないと書けない
- そうはいってもなかなか定着化しない
1.一人で継続できない⇒多くの人に声をかけてやってみる
ゼロ秒思考に限りませんが、ダイエットや資格試験の勉強、スポーツや音楽などの趣味など継続をすることで成果が得られるものを続けられる人は少ないです。
一方、勉強や趣味でも長く続けられるケースの多くに特定のパターンがあると思っています。
それは、シンプルに多くの仲間を募って実践することです。
一人でやるよりも一緒にやる仲間がいる場合、自分がやる気が無くなっても周りが助けてくれることは多くあると思います。
一緒にやることで自分の悩みをシェアしたり、より良いやり方を教えてもらったり協力をすることで、苦労することや定着しにくいことも継続できた経験を持っている方は多くいると思います。
ゼロ秒思考も同じで、同じような悩みを持っていて少しでも頭が良くなったり回転が早くなるのであればそのトレーニングをしてみたいと思っている同僚や友人を見つけることはできると思います。
是非興味を持っている人がいたら積極的に誘って一緒にやることをおすすめします。そういう方が周りに一人もいない、ということであれば、Facebookでゼロ秒思考と検索するとグループがありますので、参加してみると良いと思います。
赤羽雄二氏提唱のメソッドを徹底的に実行するグループ
ゼロ秒思考をやった結果を共有したり、勉強会を主催している方もおり、同じ目的を持った仲間を見つけるのにとても良いと思います。
2.書くテーマが思いつかない⇒一つのテーマを多面的に書く
悩みや思いつくことを書いていってもすぐに書くことがなくなってしまう、という方が一部にいらっしゃいます。
一つのテーマに対して1枚で終わらせるのではなく、違う角度で多面的に書いていくことを身につけると、思考を深めることができます。
例えば、ある人との関係性に悩んでいたとすると、
- 過去:いつから関係性が悪くなったのか、知り合った当時はどうだったのか
- 現在:今、具体的にどういう関係性で悩んでいるのか
- 未来:将来、どういう関係性になったらいいのか
と時間軸を変えるだけでも3つかけます。
また、人の関係性であれば、自分からの視点、相手からの視点、第三者の視点を書いてみると
- 自分の視点:自分は相手をどう思っているのか
- 相手の視点:相手は自分のことをどう思っているのか
- 第三者の視点:そんな二人の関係をAさん(バイネームで身近にいる人の立場で)どう思っているのか
というように書いてみると、3枚かけます。
これを過去、現在、未来で書いてみると3×3で9枚になります。
また、関係性が悪くなったのだとしたら
- 原因:なぜ関係性が悪くなってしまったのか
- 結果:今関係性が悪いことで、どういうことが起こっているのか
というように原因と結果で書いてみたり、関係性が悪いことで起こる、良いこと、悪いことのように長所/短所というような対になることで比較してみるのも自分が気づかなかったことに気付けると思います。
こういう一般的にあるようなフレームワークを使って書いてみると一つのテーマを広げたくさんのメモを書くことができます。
そしてこういう多面的な書き方をすると、本当に悩んでいることが何なのか気づいたり、実は悩むようなことではなかったと気づいたり、新たな発見を得られることがあります。
3.人の目が気になって、一人にならないと書けない⇒気にしない!
慣れないうちは、人の目が気になるということはあると思います。
が、気にしないことです。人は意外と他人のことを見ているようでそんなに興味はないです。
仮にあなたの同僚が会社でメモを書いていたとしてもその中身を覗き込んだり気にしたりはしないはずです。
同じようにあなたがメモを書いていても周りはそれほど気にも留めていません。なんか最近メモを書くことが増えたな、くらいにしか思わないので何を書いていても大丈夫です。
ただし、人の悪口を書き留めていてその場にいる人に見られたらまずいものは、鞄にしまうなどしましょう。
カフェや電車の中などで書いていても、隣りにいる人は赤の他人です。
二度と合わない人にメモを見られたところで、あなたの人生には何の影響もないです(大げさでしょうか。。。)
1分で速記しているため、そこまできれいな字で書けないでしょう。
そのため覗かれたとしても読み解くことは不能でしょうし、誰かに迷惑をかけているわけではないので気にせず思いついたときに自分の好きなタイミングで書くことを習慣化しましょう!
4.そうはいっても定着化しない⇒毎日書くタイミングを決めましょう!
ここまで文章を読んでくださったり、他の方の体験を聞いたり、自分でメモを数枚書いてみたり方であればなんとく効果を感じていることができていると思います。
ただそれでも書くことを継続できないと感じる方はいるかも知れません。
というか、そういう方のほうが多いです。それくらい良いとわかっている習慣でも継続することは難しいです。
じゃあどうすればいいのかというと、歯磨きとか洗顔とかのように当たり前のように習慣化するために、色々工夫をしながら生活習慣の中に取り入れてみると継続すると思います。
例えば、朝起きたあとは必ず1枚はメモを書くとか、会議や商談の前後には必ず書く、など何かをトリガーとしてその後に必ずメモを書くということをルールを決めてやると継続しやすいです。
朝起きたときにそのときの体調や気分を書くだけでもなんとなく頭がスッキリして目が覚めてその日一日が充実したり、会議の前に話される内容についてメモを書いておくとちょっと気の利いた発言ができたり、と小さな成功体験を積みやすいタイミングでメモを書くとまた次も書いてみよう、という気分になります。
自分でこれならできそうと思うタイミングやルールを決めて実行をしてみると、結果的に継続をしやすい環境ができると思います。
メモを書かない理由を見つけるのは簡単ですが、なぜできないのか?について一つずつ分解をしてみて、その対処方法を分析してみるとなんでも課題解決につながると思います。
地道な努力ですが、効果は抜群にあるのでぜひ一緒に続けてみましょう!。