ゼロ秒思考

アクティブリスニングとは

 

皆さんこんにちは。IGAです。

本日は、アクティブリスニングというコミュニケーションの方法についてご紹介します。

アクティブリスニングとはゼロ秒思考などの著作で有名な赤羽雄二さんが提唱している相手の話を徹底的に聞くための技術です。

アクティブリスニングのポイントを上げると以下のようになります。

  • 相手の話を関心を持って徹底的に聞くことで、
  • 相手からの信頼を得ることができ、
  • コミュニケーションが円滑になり人間関係が良好になる

という素晴らしい方法です。

一見すると、話を聞くだけでそんなに物事がうまくいくのか?と思うかも知れませんが、アクティブリスニングをやることで実際にコミュニケーションが上手く行った例もあります。

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本日はこの方法論について、赤羽さんがみずから説明したセミナーに参加しましたので、やり方を共有します。

 

こんな方におすすめです

  • コミュニケーションが苦手で悩んでいる方
  • 傾聴やコーチングなどの手法を試してみても部下から本音を引き出せず悩んでいる管理職の方
  • 苦手な相手がいてコミュニケーションを取らないといけないがうまくできず困っている方
  • アクティブリスニングのやり方に興味がある方全員

 

今日お伝えしたい内容は、以下になります。

ポイント

  • とにかく相手の話は最後までさえぎらず徹底的に聞く
  • 話を聞く際はメモを取りながら真剣に集中して聞く
  • 聞く途中で気になることが出たらどんどん質問をする
  • 傾聴などのテクニックは不要
  • 上記を守るだけでコミュニケーションがどんどん円滑になる

 

目次

 

 

アクティブリスニングの大前提

 

アクティブリスニングをやる上でまず理解していただきたいことがあります。

それは、人間関係の悩みとなる主な原因についてです。

「嫌われる勇気」などの著作で有名なアドラー先生も人の悩みはすべて人間関係に起因するとまで言い切ってしまうほど、人間関係の悩みは多くの人が直面する問題です。

人間関係の悩みの原因となっていることは、愛着障害、発達障害、パーソナリティ障害など人格形成に関することです。

愛着障害については、以前のブログ「自信を持つためのセミナー」でも記載をしましたのでこちらを参照してください。

コツは、自己肯定感を持つことです。

自己肯定感を持つためにも、愛着障害や毒親などの知識を勉強し、自分や周囲にいる人がどういう環境で育ち、どういう特性があるのかを理解することがコツです。


コミュニケーションがうまく行かない理由

 

前提となる知識をインプットできれば、本題のコミュニケーションの問題に向き合いましょう。

コミュニケーションの問題は、以下になります。

  •  信頼が築けない
  •  自分の言いたいことだけを伝えようとしている

 

信頼を築けない

 

コミュニケーションは、よくキャッチボールに例えられます。

キャッチーボールの比喩は、相手との信頼関係が重要だということをうまく例えていると思います。

キャッチボールは、まず、相手がちゃんとボールを取ってくれないと成り立ちません

また、相手から見ても、あなたがどういうボールを投げるのかが理解されていないと、ちゃんと受け取れません。

しかし、よくあるのは、ボールを投げても受け取ってくれない。とか、相手から見たときに取れないくらいの豪速球や変化球になってしまうことが多く、会話のキャッチボールが成り立ちません。相手の力を見てボールを投げ、キャッチボールをする意味があるんだと思わせることが必要です。

言いたいことだけ伝えようとしている

 

多くのコミュニケーションの問題点は、信頼関係がない段階で言いたいことを伝えてしまっている、ということです。

私もそうなりがちですが、相手にお願いしたいことや理解してもらいたいことがあると相手の話を聞かずについ言いたいことを先に言ってしまいます。

しかし、相手からすると、どんなにあなたの伝えたいことが正しかろうと、自分の立場や状況を理解してもらえないと、あなたの正論を聞こうとは一切思わないです。

このあたりは、事実はなぜ人の意見をかえられないかにも書きましたが、都合の悪い事実は受け取らないのが人間です。

なによりもまずは信頼関係を築くことが重要です。信頼関係が築ければいいたいことは言わなくても理解されるようになります。

アクティブリスニングのやり方

 

コミュニケーションにおいて、相手との信頼関係を気づくやり方がアクティブリスニングです。

信頼を得るための具体的な聞き方を順番に説明します。

ポイントは以下です

ポイント

  •  相手への関心を持つ
  •  メモを取りながら真剣に聞く
  •  気になることは遠慮なく質問をする

相手への関心を持つ

 

まず最初にやらないといけないのは、相手に対して関心を持つことです。

関心がないと見抜かれてしまうと相手の話す気がなくなり、会話が成り立たなくなります。

あなたも相手が興味なさそうな素振りを見せられて、話す気がなくなってしまった経験はあると思います。

その時はどういう気持になったでしょうか。

 

まずは、相手に対して最大限の関心を寄せましょう。

とはいえ、どうしても相手のことが興味が持てない、相手が嫌い、受け入れられない意見を言っているようなときはどうすればいいでしょうか。

さすがに無理に相手の言っている中身を共感するのは難しいですが、相手がなぜそのことに興味を持っているのか、なぜそういう考えを持つようになったのかに関心を持ちましょう。

そうすると、共感をすることができなくても相手の置かれた状況を少しでも理解できるようになり、それが真剣に聞くことにつながっていきます。

メモを取りながら真剣に聞く

 

関心を持ちながら話を聞くことができれば、相手は話を色々してくれるようになるはずです。

とにかくさえぎらずに最後まで話を聞きながら、メモをとることをおすすめします。

 

相手が気に入らないことを言ってきたり、イラッとするようなことを言われてもまずは反論を抑えて聞くことに徹底することです。

ネガティブな怒りなどの感情を出してしまうと、相手は一気に貝を閉じるように何も話してくれなくなります。

 

相手の話がつまらなかったり、長いと感じてしまってもスマホを見たりつまらなそうな仕草をするのはNGです。

とくにオンラインだと手元や目線がわかりにくいため、ばれないと思われがちですが、バレます。

聞いていない、聞く気がないことはすぐに分かり何もいいことはないので気をつけましょう。

気になることは質問をする

 

メモを取りながら集中をして聞いていけば、気になることが出てくるはずです。

その場合は、区切りのいいところでどんどん質問をしていきましょう

相手の話に興味がないと質問は出てこないので、質問をされること自体を嫌がる人は少ないです。

むしろ、的確に質問ができると、相手も我が意を得たりとどんどん話を積極的にしてくれるようになります。

こうなればしめたものです。

アクティブリスニングのコツ

 

セミナーでは、参加者から寄せられたQAについても赤羽さんが回答してくれました。

ここではアクティブリスニングをすすめる上でのポイントになりそうな質問をいくつか紹介していきたいと思います。


Q:アクティブリスニングをやると時間がかかるのでは?

A:ちゃんと聞くことで返ってスムーズになり、物事が早く進みやすくなります

 

一方的に話を聞くことで、時間がかかるのではないかという懸念があるかも知れません。

特に仕事などで急いでいるときはなおさらです。

時間を気にする素振りを見せず真剣に聞くことで、相手が信頼を寄せてくれるようになります。

そのため、かえってコミュニケーションがスムーズになることが多く、結果的に時間の節約になることが多いです。


Q:仮説を持って聞いたほうがいいですか?

A:先入観を排除してまっさらな気持ちで聞きましょう

 

特に仕事上では、仮説を持ちながら話を聞く方も多いと思います。

仮説通りの意見が引き出せると話が早く進むことが多く、私も頭で考えながら聞くことが多いです。

しかし、アクティブリスニングでは、仮説を持つのはいいですが、あまり仮説にとらわれずまっさらな気持ちで話を聞きましょう。

先入観にとらわれると物事の本質を見失うリスクもあるため、思い込みや先入観をできる限り排除して聞くことがポイントです。

そのため、相手のことを心のなかで見下すようなことも絶対NGです


Q:ネガティブな相手にもやるべき?

A:相手のとの関係性によります。

 

アクティブリスニングをやるからと言って、いつまでも同じような話を堂々巡りしながらネガティブトークを繰り返す方がいます。

相手が自分にとって重要ではない相手の場合、ネガティブなことを言う相手からは全力で避けるようにしましょう。

モラハラ・パワハラをしてくる相手は特に避けるべきです。

自分が耐えられなくなります。

 

とはいえ、相手との関係上、すぐに避けることができない場合は、2回まではアクティブリスニングを繰り返し、ある程度信頼関係ができた上で、ネガティブなことを言われるのは自分も嫌な気持ちになるので困る、ということを伝えていくのが良いです。

これは、判断が難しいのでなるべく自分だけで決めず、信頼できる第三者にも意見を求めて判断をするようにしましょう。

まとめ アクティブリスニングの実践方法

 

以上がアクティブリスニングのやり方と注意点でした。

早速身近にいる方を対象にトライをしてみることをおすすめします。

とくに配偶者(男性から女性にやるのが最も効果的です)やパートナー、家族(とくに子供は有効です)に対してやってみましょう。

今までとは反応が変わってくるはずです。

 

赤羽さんいわく、アクティブリスニングを実践できる人はごく僅かです。

そのため、自分があらゆる相手に対して実践することで、周囲との関係性が良くなり職場や家庭などで好循環が生まれ、雰囲気が良くなるだけでなくコミュニケーションが円滑になってきます。

私もまだまだ勉強中ですが、周囲へ少しでも良い影響を与えられるよう取り組んでいます。

特定の誰かに対してだけ実施するのではなく、すべての人に対してアクティブリスニングを実践することがポイントです。

 

具体的な方法は、今後もセミナーが実施されるので、興味がある方はぜひご参加ください。

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